【BodyChance】ブックコースの申込受付を開始します
プロコーストレーニーの皆様
酷暑と台風で大変な夏ですが、早く秋らしくなってもらいたいものです。
これからの頭を使える季節にアレクサンダーのブックコースはいかがでしょうか。
・申込み締切り:10月18日(木)
・ブックコース開始:11月7日(水)
プロコースのトレーニーは、2冊(4単位)を修了することが卒業要件の1つになっています、最低2年はかかりますので、計画的に進めてください。
(次は来年5月末頃の開始になります。)
今期の受付を開始しますので、この機会にぜひアレクサンダー自身の著書にじっくり取り組み、彼の考え方の根本に触れてみてください。
(このブックコースで学べる4冊の本の概要については、このメールの末尾をご覧ください。)
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■費用
1コース:19,980円(税込)
■申込み
オフィス (office@bodychance.jp) までメールにてお申込みください。
【申込みメールの内容】
件名:
2018年度後期ブックコース申し込み
(1)お名前:
(2)参加するブックコース:
(略称で、EOT、UOS, CCC前半、UCL後半となります。いずれかをお書き下さい。)
(3)テキスト送付先住所:
(4)ブックコースに使用するE-mail
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■今回開講のブックコース
今期は次の4つが開講の予定です。
①「テクニークの進化」(略称 EOT Evolution of a Technique)
「自分の使い方(The Use of the Self)」の第1章を学びます。
ブックコースが始めての方は、必ず最初にこのクラスに参加してください。
②「自分の使い方」(略称 UOS The Use of the Self)
EOTを終了した方は、このコースになります。
「自分の使い方(The Use of the Self)」の第1章以外を学びます。
このコースを終了した後に、他の3冊に進むことができます。
③「個人の建設的で意識的なコントロール」CCC前半
Constructive Conscious Control of the Individual)
②を終了した方は、新しくこのコースを受講することができます。
④「生きている上で変わらないこと」 UCL後半
The Universal Constant in Living
前半からの継続になります。前半を既に受講された方のみが参加できます。
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■コース開始までの流れ
(1)申込み (10月18日(木)まで 締切り厳守)
・申込み人数が揃い次第、開講を決定できます。
その後の振込・テキスト渡しができますのでお早めにお申し込み下さい。
・後の手続きがあるため、締切り後の申込みはお受けできません。
(2)開講連絡後に振込み (10月23日(火)まで 締切り厳守)
・人数が揃い開講が決定したら、開講と振込みの連絡をさせて頂きますのでお手続きをお願いします。
・申込み時に開講が決まっていれば、申込み受付とともに振込みの連絡もさせて頂きます。
・開講・閉講の連絡は遅くとも10月20日(土)までには行います。
それまでに開講・閉講の連絡がない場合には、お手数ですがオフィスまでご連絡を願いします。
・期限までに振込が無い場合には、申込み取り消しになりますのでご注意ください。
(3)テキスト渡し
・振込み確認後、郵送等で送らせていただきます。
ある程度人数が揃った段階で発送します。そのため、振込み後にかなり日数がかかることをご了承ください。
(4)グループへの招待の承諾
開始の数日前頃に、ブックコースで使うグループへの招待をメールで行いますのでご承諾ください。
(5)開始(11月7日)
BodyChanceディレクター 石田 康裕
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◎アレクサンダーの4冊の著作の概要
(1)「人が受け継いでいる最高のもの」 MSI
Man’s supreme inheritance
1910年(アレクサンダーは41歳)に出版されました(ただし、現在のような形になったのは1918年です)。
彼の最初の著作であるこの本は、とても野心的です。自分が作ったテクニークが、人間の進歩にいかに有効かについての彼の確信が書かれていて、読む人に未来に対する希望を抱かせ、アメリカではかなり売れました。
立つこと、歩くことや、呼吸についての具体的な記述もあります。
アレクサンダーが主張し続けた「意識的コントロール」ということについて、彼がなぜ必要と考えたかについて、とてもよくわかります。
自分の可能性を信じられるようになることでしょう。
(2)「個人の建設的で意識的なコントロール」 CCC
Constructive Conscious Control of the Individual)
1923年(アレクサンダー54歳)に出版されたアレクサンダーの2冊目の本です。
テクニークの全体を体系的にまとめたもので、彼は4冊の本の中で、この本を最も重要と考えていました。
この本の執筆にあたっては、世界的な哲学者ジョン・デューイが大きく関わっています。
当時、1年のうち半分をアメリカに滞在することにしていたアレクサンダーは、その内容をデューイに詳細に確認してもらっています。
「ハンズ オン バック オブ ザ チェア」の詳しい記述もあります。
アレクサンダーは、「ハンズ オン バック オブ ザチェア」を特許にしようと思ったのですが、それができなかったので、この本に詳細に書くことにより、著作権で守られるようにしたそうです。
(3)「自分の使い方」 UOS The Use of the Self
1932年(アレクサンダー63歳)に出版された3冊目の本です。第1章「テクニークの進化」は、アレクサンダーがどのようにテクニークを見出していったかを書いています。
「インヒビション」や「ディレクション」など、アレクサンダー・テクニークでの基本的な用語の始まりを知ることができます。
彼は、この内容があれば、もし直接の後継者がいなくなっても、誰かがその内容を再発見してくれるとも思っていました。
この本の出版前年の1931年に、アレクサンダーは、テクニークを教えるための先生を養成する学校を作りました。
一期生には、ジェレミーの先生で、ボディチャンスメソッドの創始者といえるマージョリー・バースト―がいました。
④「生きている上で変わらないこと」 UCL The Universal Constant in Living
1941年(アレクサンダー72歳)出版のアレクサンダーの最後の著作です。アレクサンダーは、この本の序文に「前著「自分の使い方」を書き終えたとき、それまでの2冊と合わせて3冊の本があることで十分だと思ったが、誤解がまだあり、理解が充分にされていないことが分かったのでこの本を書くことにした。」と述べています。
また「「自分の使い方」の出版の後、テクニークに科学的説明を与える生物学や生理学の分野の発見があった」ので、それについても触れました。
それまでの本と異なり、テクニークの具体的な記述は余りありませんが、アレクサンダー・テクニークがなぜ必要かをさまざまな人間の特性から考えさせてくれます。